アキレス腱炎とアキレス腱周囲炎の違いを簡単にご説明しましょう。
アキレス腱の腱の周りには薄い膜が付いており、動くときは腱が膜を滑るように伸び縮みします。
滑るのは擦れ合っているということですが、その際、腱に炎症が出た場合がアキレス腱炎、膜が傷つけばアキレス腱周囲炎となります。
ほとんどの場合アキレス腱周囲炎が多くみられますが、アキレス腱炎は重症例が多く、アキレス腱断裂にも繋がりかねません。
症状として、痛み、腫脹(腫れ)、軋轢音(ギシギシ音)の順に悪くなり、アキレス腱周囲炎→アキレス腱炎→アキレス腱断裂の順に進行していきます。
リハビリも、しっかり行わなければ忘れた頃に再発することもあります。
悪くても完全休養2週間、アイシング、テーピングで治癒に至ります。
ただし、日常生活でも走行は絶対禁止、歩行も必要最小限に抑えます。
歩いていても常に負担がかかってしまうため、先述のことを厳守しなければ良くなりません。
【アキレス腱炎の予防法】
・運動前の温熱、運動後のアイシングの徹底
・インソールの処方
・キネシオテーピング施行
・ヒールの安定したシューズ
・インソールのヒールが高くなっている普段履きを履く
・不整地でのトレーニングの短縮
・腓腹筋、ヒラメ筋のストレッチ
スポーツ選手が負傷の予防や負傷箇所の悪化予防のために、関節、筋肉などにテープを巻きつけ固定することをテーピングといいます。
テーピングは捻挫や骨折時などの救急措置に使われることもあります。
テーピングに使われるテープの種類には、固定テープ、伸縮テープ、ソフト伸縮テープ、アンダーラップ、自着テープ、キネシオテープなどがあります。
キネシオテープは、その伸縮性が自然治癒力を高めるカギとなります。
貼る際には必ず「引っ張らずに貼って」ください。
引っ張ってしまうと、皮膚(筋肉)が伸縮せずに固定されてしまいます。
キネシオテーピングは筋肉の隙間を広げるためのものですから、動いたときに伸縮しなければ意味がないのです。
貼り終わった後、多少しわが残る程度の巻き方が最適だと言えるでしょう。